おはこんばんちわ。
今日も海馬を刺激すべく、アウトプットを捧げに参上いたしました、みらくるあっちんです。
わたくしは昔から歯が弱い。
お正月に歯が痛み出し、開いている病院がどこにもない絶望に、世界が闇に包まれたこともある。
そのくせ、病院に通うのはひたすら面倒で、治療の途中でフェードアウトしては再発させる……そんな自堕落なループを繰り返してきた。
だがここ数年、ボロつきあげた私の歯は、日々の食いしばりに耐えかねて、ついに悲鳴を上げはじめた。
歯茎に溜まる膿。噛むたびに走る鈍い痛み。 奥歯に力が入らない、頼りない感覚。
意を決して門を叩いた歯医者で、宣告された言葉はあまりに無慈悲だった。
「あっちんさん、歯根に亀裂が入っています。義歯か、インプラントですね……」
義歯? えっ!? い、入れ歯ですって!!!???
さすがに早すぎる! まだアラフィフ、完熟レディの入り口だというのに、入れ歯への抵抗感は計り知れない。
ご存知の通り、私の歯はすでに満身創痍なのだ。
亀裂が入ったのは奥歯。しかも「ブリッジ三連」という重鎮。 その屋台骨がグラグラと外れ、先生は淡々と告げた。
「これはもう、再利用できません」
ジルコニアという高価な代償を払ったあの歯が、ただの石塊と化したショックはデカい。

「せ、先生、他に方法はないのでしょうか……?」
震える声で問う私に、先生は気まずそうに提案した。
「インプラントを3本打つととんでもない金額になります。
保険適用の入れ歯にするか、あるいは2本インプラントを打ってブリッジにするか……」
提示された見積もりは、100万円。
「はい、おおきにおつり100万え~ん!」なんていう昭和のギャグではなく、リアルガチな、震えるほど純粋な100万円。
今回初めて知ったのだが、「デンタルローン」という文明の利器があるらしい。
どうか、審査という名の関所を無事に通り抜けられますように。
ゴールデンウィークが明けたら、もう一度歯根を確認する。
もし奇跡的に歯が使えるなら、別の道があるかもしれない……という、一縷の望み。
最後に、私は外れたブリッジを「付けてくれ」と懇願した。
「えっ、付けるんですか?」と驚く先生。
当たり前だ!!!ビンタくらわすぞ!!
『審美』を掲げ、美しさを提唱している立場でありながらなぜ乙女心がわからないのだ!!
犬歯から奥歯にかけての歯抜け感は、レディのプライドが許さないし、何より物が噛めない。
無理やり装着してもらって帰宅したが、その2日後、無情にも「カシャ~ン」という音と共に、私のプライドは再び外れた。
剥き出しの現実を抱えたまま、奥歯をガタガタいわせて震える完熟レディ。
早く、ゴールデンウィークなんて終わってしまえ。 こどおばの部屋で、私は切に、切に願っている。